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研究室の活動の報告とFollow upのためのブログ。
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志村です。何かと忙しくなって、このブログに書こうと思っていることがたまってきています。
さて私のホストファカルティのPeter Bosselmann先生のことをなかなか書けないでいました。ピーターとは、ほぼ毎週、授業のサンフランシスコまち歩きでお会いしています。これはピーターが任意で開いている大学院生向けの授業で、ただまちを歩くのではなく、デザインと歴史的コンテクストを読み解くという面白い内容です。
写真は私が1回目に参加させていただいた時のものです。チャイナタウンの中心と言われているポーツマツ広場に集合して、まちを読み解いていきました。このポーツマツ広場が、スペイン人たちがサンフランシスコを築いた時に、一つの中心としたこと、この広場から真っ直ぐに海を見られたこと、50ヤードを単位として街区が形成されていることなどを教えてくれました。私はサンフランシスコは何度か訪れていたのですが、そのような都市デザインの歴史は知りませんでした。またチャイナタウンにはAllery(路地)がいくつかあり、そのいくつかを歩いていって街区形状と建物タイプの関係について読み解いていきます。これは私の恩師の佐藤滋先生の計画論と同じでとても面白いと共に、強く共感しました。
また建物などの空間スケールを身につける訓練もします。同時に建物の構成も学生たちに考えさせます。学生たちはスケッチブックをもっていて、そこにスケッチや断面図を何枚も描いていきます。とても良い訓練だと思いました。
このピーターの授業についてはまた書きたいと思います。(時間があるかな・・・)
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ここのところすっかり忙しくなってしまって、このバークレー便りも1週間ぐらい間隔があいてしまいました。
ということで、ちょっと息抜きということで、大学とは少し離れた話題を書きます。
バークレーに来てから(正確にはバークレーに来る前から)、環境デザイン学部建築学科准教授のデイナさんにすっかりお世話になっています。こちらに来てからは、週に一度ご自宅の夕食にお招きいただいて、食事をしながらいろいろなことを教えていただいています。ご自宅はクレモントホテルがあるあたりで、バークレーの中でも特に良いところです。眺めもすばらしく、サンフランシスコ湾と五つのブリッジを見渡すことができます。
一つ目の写真は夕食の一場面で、真ん中の女性がデイナさんです。すごく大きなテーブルがあって、それを囲んでみんなで夕食をとります。
二つ目の写真の中央に写っているのが、デイナさんのご主人のルロイさんです。ルロイさんはとても料理が上手で、夕食は毎回ルロイさんの手によるものです。この日はフィレミニョンのバーベキューで、写真はその焼き方を説明してくれているところです。右端に写っているのが包(バオ)さんで、ご主人がUCバークレー客員研究員ご主人のになっている奥冨さんです。奥冨さんは建築史を研究されており、バオさんは都市史を研究されています。やはりデイナさんにお世話になっており、毎週我々と一緒に夕食に招待されています。
デイナさんのところでの夕食はとても楽しく、時間があっという間にすぎていきます。お腹も頭もとても満足できる日が週に一回あるわけです。

志村です。
さて、私が所属しているIURDについて簡単に紹介します。IURDとは
Institute of Urban and Regional Developmentの略で、日本語にすると「都市地域研究所」といった感じになります。ここにはCollege of Environmental DesignのFacultyたちが所属しており、主に研究の受託、客員研究員(Visiting Scholar)の所属、研究情報センターといった役割を果たしています。
といっても研究所自体は小さなもので、Wurster Hallの3階に入っています(写真参照)。事務員の部屋と研究員の作業スペース、会議室がある程度です。会議室では、2週間に一度Visiting Scholar RoundTableが開催されます。これは研究の情報交換を行うもので、世界中から来ている研究員が交代で研究成果を発表するものです。Visiting Scholarはこの4月現在12人います(そのうち中国人が5人)。
IURDの詳細については、
http://iurd.berkeley.edu/
を参照してください。なおVisiting Scholarとして私も紹介されています。
http://iurd.berkeley.edu/Hideaki_Shimura

写真はWurster Hallです。この中の3階に、私が所属しているIURD (Institute of Urban and Regional Development)があります。UC Berkeleyの中には歴史的建築物が多いのですが、このWurster Hallは近代建築です。まだ詳しいことは分からないのですが、どうもUC Berkeleyの有力な先生が設計した建物のようで大切に使われており、耐震補強も念入りにやられたようです。ちなみに、カリフォルニアは日本と同じように地震が多いところです。このWurster Hallのすぐ裏側にも断層があるということでしっかり耐震補強がされた訳です。
さてこのWurster HallにはCollege of Environmental Design(環境デザイン学部)が入っています。その中にDepartment of Architecture, City&Regional Planning, Landscape Architecture, and Urban Designといった4つの学科があります。これらの学科はすべて計画、設計、意匠を扱っており、日本と違ってEngineeringは別の学部になります。
1階には、これらの学科共通の展示スペースがあって、学生たちの作品が入れ替わり立ち替わりで展示され、講評会も行われます。その様子が多くの人の目にとまるのは、相互に刺激になり良いことだと思います。
バークレーに来てから、最初の週が始りました。
先週、Visiting Scholarのチェックインを済ましていたので、今日月曜日にはIDカードの取得ができました。その場で顔写真を撮られてすぐにカードができあがります。このような早さにはビックリします。
IDを取得すると、学内の無線LANを使用したり、メールアドレスを取得できたり、図書館の利用ができるようになります。今日は、それらの手続きをすべて済ませました。最初は何かと手間がかかりますが、一つ一つ片付けていくといったところです。IURDのスタジオも使い始めました。
ホストProfessorのPeter Bosselmann先生にもお会いしました。水曜日にランチをして、見学会にも参加することになりました。早速、こちらでの活動がスタートしそうです。
写真は、UC Berkeleyの象徴の一つであるカンパネッリです。たしかイタリア語で鐘楼といった意味だったと思います。別名、セザー・タワーとも言います。この鐘の音は印象的です。
今日まではカリフォルニアらしい良い天気で、今日の最高気温は23度ぐらいありました。しかし明日は寒いようです。


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まちづくり、都市計画
自己紹介:
志村研究室の活動報告や、OB・OGへの情報発信のためのブログ。
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