研究室の活動の報告とFollow upのためのブログ。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
志村です。
5月にセメスター(学期)が終了して、しばらくは夏休みでした。そこでその間には、いくつか都市デザインの事例を見て回りました。 これから数回にわたって、そのいくつかを紹介したいと思います。 まずはやはり話題のTOD(Transit Oriented Development)の事例です。前回はサンフランシスコ半島の方を見て回りましたが、今回はEast BayにあるFruitvaleとPleasant Hillの二つを取り上げます。 まず一つ目の写真がオークランドの南部にあるFruitvaleです。バートの駅があり、その駅前がTODとして開発されました。このあたりはスパニッシュや黒人が多い地区で、市街地の改善が求められている地区でした。そこに駅前の地権者が中心となって、ボトムアップで計画がつくられ実現しました。いろいろと工夫が見られ、アフォーダブル住宅(低家賃住宅)や図書館、児童館といった公共施設も入れられました。構成としては、2階までが主に店舗で、3階以上に住宅が入っています。 写真にあるとおり、なかなか頑張った開発だと思います。しかしやはり周辺には黒人やスパニッシュが多く住むということで、雰囲気はあまりよくありません。IURDの村上さんが言っていたように「日本と違い、駅前を開発しても、よい店舗、施設は入りづらい。家賃が高くならなく開発のメリットが少ない。アメリカでは公共交通は所得が低い人たちが使うので、駅の近辺はそのような人たちが集まる。」というTOD開発の難しさがよく分かる事例でした。 次の写真はPleasant Hillで、バークレーからは山を越えた東側にあります。やはりバートの駅のまわりの開発です。 ここはまだ未完成ですが、工事中の建物の様子を見ていただければ分かるように、大きなTODのプロジェクトです。すでに駐車場などは完成しています。この地区は、ミニシリコンバレーといった感じのオフィスや研究所が多く立地するところで、比較的所得の高い人たちが住んでいます。そのためおそらくきれいな感じのTODができあがることと思います。 ベイエリアには、他にもたくさんのTODプロジェクトが進行しています。それらはその地区の状況に対応して様々なようです。 今回報告した二つの事例と、前回(その12)で紹介した事例を見ていただければ分かるとおり、本当にさまざまです。また日本と違って、駅前開発の難しさがあります。そのようなことを本当に実感しました。 PR |
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[04/13 通報者]
[01/18 hagism]
[01/12 hagism]
[09/14 hagism]
[09/01 hagism]
最新記事
(04/03)
(04/03)
(03/19)
(03/15)
(03/15)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Always M1
年齢:
22
HP:
性別:
男性
誕生日:
2002/04/01
職業:
プロフェッショナルの卵
趣味:
まちづくり、都市計画
自己紹介:
志村研究室の活動報告や、OB・OGへの情報発信のためのブログ。
ブログ内検索
最古記事
(04/30)
(04/30)
(04/30)
(06/17)
(06/17)
カウンター
|