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志村です。

秋のセメスターが始まってすぐに、MUD(Muster of Urban Design Studio)の最終発表会がありました。1年間で修士を取得するというプロフェッショナルコースの最後の晴れ舞台です。学生達は夏休みもほとんど取らずに、この課題に取り組んできたのです。



発表会場は、やはりWurster Hallの1階ロビーです。この開かれた発表会場はやはり良いですね。壁の展示スペースが十分にあるので、学生達も思い切って大きな図面をつくることができます。



図面はどれもなかなかのものです。この学生、レベッカの鳥瞰パースは精密な上にコンセプチュアルです。遠くに見える山と空を大きく描いているところがセンスを感じさせます。これはCADと手描きを合成しています。



教員は、都市デザインだけではなく、都市計画とランドスケープ、さらに建築の分野からも出席しています。卒業生も多く、またこの秋からアーバンデザインスタジオで勉強する学生達も参加しています。観客は合計で50人ぐらいでしょうか。
またこの後には、レセプションも行われました。

芝浦工大でも、教室棟1階にある「ものつくりセンター」を使えば、これに近いことができそうですね。
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志村です。
とっくに夏休みは終わっているのですが、もう一つだけ休み中に視察してきたところを紹介します。

ベイエリアから車で1時間ほどいったところDavis市にあるVillage Homes(ビレッジ・ホームズ)です。
ここは、カリフォルニア州都サクラメント近郊の住宅地として、アワニー宣言で有名なマイケル・コルベットの発案で、1981年につくられたものです。
生態学的に持続可能なコミュニティ(ecologically sustainable community)を目指しています。



まず一つ目の写真はコミュニティ・ガーデンです。とてもきれいに花や野菜がつくられていました。



次はコミュニティセンターです。ソーラーパネルといった環境にやさしい様々な仕組みが組み込まれています。



コミュニティの核になる広場です。(小生のスケッチで紹介します)
向こうにはコミュニティセンターが見えます。



犬のウンチ袋もしっかり配置されています。向こうにあるのはブドウ畑で、住民がワインを手作りしています。



住宅地へのアプローチは、クルドサックになっています。その奥がフットパスで、広場などにつながっています。



ガレージの上の緑化です。きれいな花が咲いているところが多いです。
また雨水は、しっかり集められて、土の中に浸透するようになっています。


一つ一つの建物は質素なもので、以前紹介しましたラドバーンのような華やかさはありませんが、アーバンデザイナーが考えただけあって、全体の配置計画がしっかりしていると感じました。また全体的に手作り感があって、ボトムアップが息づいているようです。
好感がもてました。
志村です。
今も時々使いますが、夏休み中はUCバークレーのメイン図書館であるDoe Memorial LibraryのMain Reading Roomでよく研究作業をしていました。

UCバークレーの施設は、そのほとんどが寄付でできています。このメイン図書館もDoe氏の寄付によって建てられました。
1917年に完成した建物ですが、1990年代に大規模な耐震改修が行われました。こちらの良いところは、歴史的建造物を、耐震改修して大切に使っていることです。
またこの図書館の面白いところは、メインスタック(蔵書室)が地下にあることです。さらにこの蔵書室は、ちょっと離れたところにある別の図書館に地下でつながっています。



また私のスケッチで、このメイン図書館をの紹介します。大きな芝生に面していて、UCバークレーのシンボルの一つになっています。



これがMain reading Room(メイン閲覧室)です。吹き抜けになっていて妻面に大きな窓があり、さらにトップライトまであります。
自然光で、また窓が開くので自然の風の中で作業や読書をすることができます。
とても気持ちの良い空間で、作業がはかどります。
志村です。
こちらは秋のセメスターがとっくに始まっている訳ですが、このブログではもう少し夏休み中の話を書きます。
タイトルにある「Master of Urban Design Thesis Studio」とは、アーバンデザインスタジオの修士課程最終課題ということです。以前も書きましたが、このスタジオは1年間で修了するプロフェッショナルスクールで、その総仕上げが夏休み中に行われます。



まずスタジオが行われている部屋の様子です。きれいとはいえない部屋ですが、結構ゆったりしていて、個人の作業スペースが製図板2台分あります。それ以外にも、打ち合わせ用の大机が二つほどあります。
写真には写っていませんが、端の方にパソコンとプリンターもあります。
なかなか良いスペースでしょう。

手前で背中が写っているのが、メイン講師のステファンです。
左の方にピーターも写っていますね。



最終レビューの様子です。
スタジオの部屋の壁は図面が貼れるようになっていて、それに可動パーティションがいくつかあって、それらを使ってプレゼンテーションをしていきます。やはり図面をすぐに貼って、検討したり意見交換したり、発表したりすることは大切ですね。
発表は、最終発表会を想定して、一人当たり10分ほどで発表していきました。なかなか緊張感がありました。

この最終レビューの10日後に、最終発表会が行われた訳ですが、学生によっては結構厳しい指摘を受けて、この最終レビューの後は、みなさん必死になって頑張っていました。
最終発表会については、またこのブログで報告します。
志村です。

またまた夏休み中の話です。7月には東海岸に行ってきました。同じアメリカ国内ですが、飛行機で西海岸から6時間近くかかります。

さてそこで念願のラドバーン(Radburn)住宅地に行ってきました。私が担当している2年生の授業「地域デザイン論」でも毎年話をしている1929年にできたクラレンス・スタインによるものです。
すでにこの時代は自動車が普及していて、初めて歩車分離の計画を実現したものです。
ニューヨーク市から60kmぐらい北西に行ったニュージャージー州にあります。


1枚目の写真はループ状になっているメインストリートですが、歩車分離ということで本当に歩道がなくて車道だけです。また歩道がないので緑が多く感じられます。


次の写真がクルドサックです。これが近隣単位を構成していて、やはり居住者しか入ってこないということで静かですね。


建物です。オリジナルの感じを残しているものは少なかったです。ガレージがしっかりついていますね。これが1929年にすでにデザインされていた訳です。しかし現在では一軒あたりの車の保有台数が2台以上になっているようで、路上駐車が多かったです。


これがフットパス(歩道)の入口です。フットパスには各住戸からも入っていけます。これで歩車分離ができた訳ですね。


最後の写真が街区中央にある広場です。綺麗に管理されています。この広場の周りをフットパスがまわっていて、結構人の姿を見かけました。

質の高い住宅地を見学するのは本当に良い気分になります。来年度からは授業で紹介できますし、良い時間を過ごすことができました。


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