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研究室の活動の報告とFollow upのためのブログ。
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志村です。
今回はUrban Design StudioのMaster Course最終作成課題についてです。今年度は、このコースの学生は5人と少なめで、また全てがインターナショナルコースの学生です。インターナショナルコースというのは、海外からの学生を対象に、特別に1年間で修了できるものです。大体、すでに仕事をしていて、キャリアを高めるために1年間仕事を中断して来ている人が多いようです。授業料も非常に高い(年間240万円ぐらい)なので、このコースで入ってくる人は少なくありません。その代わりかなりハードで、前回の「バークレー便り」で書いたサンフランシスコの地下鉄計画にともなう課題と並行して、この最終作成課題が進められています。またこの5月で普通の学生は終了となるのですが、このコースの学生は8月まで課題に取り組みます。
課題対象地は、学生が自由に選べます。大体ホームカントリーを選ぶ学生が多く、今回もムンバイ(インド)、南アフリカなどと大変国際的でした。
写真は5月8日に行われた中間Reviewの様子です。すでに仕事をしている人が多いということで、とにかく学生たちは手描きも達者です。図面表現能力が高いと言えるでしょう。多くの図面を壁に貼って、検討内容を10分ほどで説明していきます。
教員は、担当のピーターをはじめ、プランニングやランドスケープ、外部のプロフェッショナルと、大体8人ほどの先生がそろいました。日本からは、明治大学の小林正美先生も参加されました。これら先生からの指摘を受けて、学生たちは8月の最終Reviewまで作業をしていくわけです。
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志村です。
Semesterの最後というのは、学生の成果発表会が目白押しです。
5月6日(水)には、peterが担当しているUrban Design StudioのReviewがありました。Urban Desgin Studioというのは、大学院修士課程のコースで、同コースでの一番メインとなる演習科目です。今年度は学生数は少なめで、10人の履修者でした。
テーマは、サンフランシスコの地下鉄計画にともなう都市の更新です。カリフォルニア州では、サンフランシスコとロサンジェルスを結ぶ新幹線計画が議会決定されていますが、その計画にともない、サンフランシスコの市街地にも公共交通整備の動きがでています。今のところ有力なのが、カルトレイン駅からトランスベイ(新幹線の駅ができるところ)、チャイナタウン、さらに北のフィッシャーマンズワーフを結ぶルートです。学生たちは、これに合わせて、カルトレイン駅周辺、コロンビアストリート周辺、フィッシャーマンズワーフ周辺を対象地区に選び、市街地の更新を提案しました。
UCバークレーの大学院生というのは、大体一度社会にでて仕事の経験を積んでから大学院に入った人が多いということもあり、提案のレベルはかなり高いです。図面表現力も高く、手描きもかなりできます。
このReviewは、やはりWurster Hallの1階ロビーで行われました。ゲストはサンフランシスコ市役所や交通局などから10人ぐらい来ました。Reviewの仕方としても、公開性が高く、実務者からのコメントが得られるなど、見習うべき点が多いと感じました。

志村です。
今週はちょうどSpring Semesterの終わりでした。その関係でいろいろな行事が目白押しでした。そこでしばらくはそれら行事のことをレポートしたいと思います。
5月2日、3日の土日に修士設計発表会が行われました。これはDepartment of Architectureによるもので、大体50人ぐらいの学生が発表していました。発表会はWurster Hallの1階と2階のロビーとエレベーターホールを使用します。発表とReviewはすべて公開されるわけです。
先生は10人ぐらい出席し、学生の観客は30人ぐらいだったでしょうか。なかなか熱のこもった発表とreviewでした。学生の最終成果物については、図面表現が上手いということでしょうか。完成度も高いと思います。日本に比べて模型はすくなく、CGが多用されています。手描きもありました。
発表時間は10分程度で、講評が20分以上あり、一人当たり合計で30分以上かけます。
米国でも、わざわざ週末を使って、ここまでしっかりやるのだなと関心しました。

志村です。
何かと忙しく、このブログも書こうと思っていることが貯まってしまっています。
さて、今回は「Cal Day!」という、UCバークレーの学園祭とオープンキャンパスを兼ねたようなイベントのことです。
かなり前、4月18日(土)にこのイベントがあったのですが、大学内の様々な学部、図書館などの建物に入り、見学ツアーがあったり体験ツアーがあったりと、100以上のイベントがこの一日で行われました。お楽しみ企画としては、留学生が多いということで、インターナショナルランチコーナーやブラスバンドとチアガールショー、スタンフォード大学とのテニスの対抗戦もありました。
とにかく楽しめるイベントで、写真はキャンパスへのメイン入口の一つセザーゲートのところですが、多くの来場者がありました。しかしオープンキャンパスを兼ねているということで、各学部の紹介コーナーや進学コーナーもしっかりと設置されていました。
ちなみにカリフォルニア大学は、シュワルツネッガー知事に予算をカットされてしまったこともあり、現在資金繰りが厳しい状況です。学費は一年間で250万円ぐらいとすごく高い!そのため、奨学金が潤沢な他の私立大学に学生を取られているのです。
華やかな影にも、厳しい状況があるのでした。

志村です。何かと忙しくなって、このブログに書こうと思っていることがたまってきています。
さて私のホストファカルティのPeter Bosselmann先生のことをなかなか書けないでいました。ピーターとは、ほぼ毎週、授業のサンフランシスコまち歩きでお会いしています。これはピーターが任意で開いている大学院生向けの授業で、ただまちを歩くのではなく、デザインと歴史的コンテクストを読み解くという面白い内容です。
写真は私が1回目に参加させていただいた時のものです。チャイナタウンの中心と言われているポーツマツ広場に集合して、まちを読み解いていきました。このポーツマツ広場が、スペイン人たちがサンフランシスコを築いた時に、一つの中心としたこと、この広場から真っ直ぐに海を見られたこと、50ヤードを単位として街区が形成されていることなどを教えてくれました。私はサンフランシスコは何度か訪れていたのですが、そのような都市デザインの歴史は知りませんでした。またチャイナタウンにはAllery(路地)がいくつかあり、そのいくつかを歩いていって街区形状と建物タイプの関係について読み解いていきます。これは私の恩師の佐藤滋先生の計画論と同じでとても面白いと共に、強く共感しました。
また建物などの空間スケールを身につける訓練もします。同時に建物の構成も学生たちに考えさせます。学生たちはスケッチブックをもっていて、そこにスケッチや断面図を何枚も描いていきます。とても良い訓練だと思いました。
このピーターの授業についてはまた書きたいと思います。(時間があるかな・・・)


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