研究室の活動の報告とFollow upのためのブログ。
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志村です。
今回はバークレーの自宅近くであったイベント「Spice of Life Festival」について書きます。 このイベントは、North BerkeleyのShattuck Ave. で毎年行われているもので、食事ができる屋台(ブース)がたくさんでて、日本の縁日のように賑やかでした。違うのは、名前のとおり「生活に刺激を与える」ことをテーマにしていることです。 特に環境をテーマにしたブースが多かったですね。 一つ目の写真はゴミのことや環境にやさしい生活について啓蒙するものです。 二つ目はソーラーパネルを推奨するものですね。 三つ目はカーシェアリングです。バークレーではこのほかにもZip carというカーシェアリングがあります。 四つ目は自然素材を使用した子供のための工作コーナーです。我々が月島の草市で、商店街と一緒にやっている丸太切りに近いものがあります。 最後の写真は、バークレーの小道をアピールする展示です。月島の路地をアピールするようなものですね。 このような環境や地域資源をテーマにしたものが、日本の縁日の中に増えていくのも良いと思います。 PR
志村です。
秋になってカレッジスポーツの花であるFootball(アメリカンフットボール)のシーズンが始まりました。 話には聞いていましたが、なるほど試合がある日はお祭り騒ぎになります。 写真は、10月上旬にあったUSC(南カリフォルニア大学)との対抗戦の時の様子です。 大学の広場で、(Cal)を応援する人達がバーベキューをしています。お酒(ビールやワイン)もかなり入っていましたね。 他にも、ドミトリー(宿舎)の庭でもたくさんバーベキューが行われていました。肝心の応援はどうしたの?という感じです。 対するUSCの方も、大学の運動場の一角に大学グッズショップとカフェができていました。USCを応援する人たちも結構集まっていました。USCにも、大学の施設を開放しているところが友好的で面白いと感じました。 そういえば、ちょうど昨日(11月21日)にはスタンフォード大学との対抗戦(Big Game)が行われ、きわどい試合でCal(UCバークレー)が勝利を収めました。結構テレビニュースでも取り上げていましたね。 しかし財政難の大学は、スポーツ選手獲得のための予算を削減するそうです。 今後しばらくは、カレッジスポーツの様子がちょっと変わるかもしれません。
志村です。
UCバークレーでは、いろいろな出来事が起こっています。 みなさん御存じと思いますが、米国、特にカリフォルニア州は大変な財政危機で、UCバークレーをはじめとするUniversity Californiaの大学たち(通称:UCシステム)やState Universityといったパブリック大学は、教員や職員の給与カット(10%程度)だけではなく、解雇を始めました。 私が所属するIURDも同様で、主な職員が解雇されることになってしまいました。今後は、Visiting Scholar受け入れのシステムもどうなるかわかりません。IURDの存在自体も危うくなっています。 それで職員たちがおとなしくしていないのが米国です。写真のとおり9月下旬には仕事のボイコット(Walk Out)が実施されました。デモ行進が行われ、大学の正門にあたるTelegraph Ave.とBancroft Wayのところでは座り込みがありました。 大学のやり方に対する反対が、次々にマイクで叫ばれ、結構な騒ぎでした。まわりを大学の警察も取り囲んでいました。 しかしこのようなデモは、ほとんどが本気ではなく、とにかく意思表示で、民主主義のゲームのようなものらしいです。特にバークレーでは、歴史的に活発なようです。
志村です。
秋学期になって、新しいMUD(修士アーバンデザイン)のスタジオが始まっています。 アーバンデザインでありながら、これにはピーターなどアーバンデザインの教員が入っていません。建築のReneとランドスケープのWalterが担当しています。しかし実質的にはReneひとりで進めている感じがあります。 アーバンデザインスタジオでありながら、建築の先生がほぼ一人で進めるなんてことがあるんですね! しかし様々な分野の教員がスタジオをみることは良いことだと思います。 課題の対象地は、南ベイエリア、サンノゼの北にあるMilpitasという町です。肥沃な農地といった意味のスペイン語からきている地名ですが、市街化が急速に進んで、住宅地と工場・倉庫地域、サンフランシスコ湾には、工業用の塩田が広がっています。もともとは干潟で、豊かな生態系が存在していた訳ですが、それが危機的な状況で、近年では生態系を保全する活動が熱心に行われている地域です。 急速に市街化が進んだために、かつてのクリーク(小川)がコンクリートの三面張りで、水質の汚染も進んでひどい状況であったり、課題の対象としては面白いところだと感じています。 写真は第1回目のレビューの様子で、学生たちは提案しようとしていることを、事例とイメージ写真をつかって表現しました。ただし事例のスケールが違ったまま、対象地の地図にコラージュする学生が居たり、全く違う状況のところをイメージしている学生が居て、レベルとしては心配な感じでした(正直言って)。 ただし、ビジュアルなものをどんどん制作させる指導方法は良いと感じました。日本では、アーバンデザインの本格的な教育は少ないですから。
志村です。
かなり前のことですが、「911」のことについて書きます。 写真のように、キャンパスの中央広場に、花びらで「911」と書かれ、学生たちが机を出していました。さすがに大きな盛り上がりはなかったですが、通りかかった人も時折足を止めて、学生たちと話をしていました。 やはりアメリカ人にとっては、忘れられない日なのでしょう。 先日、アメリカ国内出張でサンフランシスコ空港に行った時の送迎バンの運転手がアフガニスタン人でした。空港の警備は厳重なので、「アフガニスタン人が空港に出入りしていて大丈夫なの?」と思うところですが、アフガニスタン人にもいろいろといる訳で、彼は、知識人でアフガニスタンに居づらくなり、米国に来たということでした。そのような彼に空港に出入りする仕事を与えるところがアメリカらしいところです。 こちらでは、他にイラン人など母国に居づらくなりアメリカに来ている人に多く会っています。みなかなりの知識人で、特にアフガニスタン人とイラン人は、日本人に対して好印象を持っているようにも感じました。 ここで生活していると、国際情勢に関心を持たざるを得ません。 |
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2002/04/01
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